| キーワードシソーラス (同義語・類義語) このページは 2007 年 09 月 07 日 18時15分56秒 にクロールしたキャッシュ情報です。 |
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[ 13] 斉藤貴男『機会不平等』文芸春秋
[引用サイト] http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db2000/0011st.htm
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◆「私たちは知らず知らずに階級分けされていく!? 昨今の経済学者たちは、グローバリゼーションを生き抜くには競争原理を徹底せよ、と声高に主張する。が、その先にあるのは、機会すら平等に与えられない、新たな階級社会の現出ではないか。真に自由な人間とは何かを問い続けてきた著者の、総決算的現場報告。解説・森永卓郎」 「私たちは「機会の平等」すら失いつつある! ビンボーと弱者を固定化する新階級社会を告発する問題作」 「斉藤貴男の著作のなかで、ベストは何かと問われたら、この『機会不平等』を挙げたい。私がこの10年間に読んできた無数の本のなかでも、ベスト3には確実に入るだろう。(解説より)」 「日本経済がデフレを続けていけば、確実にそうした強者天国に日本社会が変貌してしまう。否、すでにそうした事態は起こっている。事実、ここ数年の所得格差や資産格差の拡大は、目を覆いたくなるほど激しいし、不良債権処理のかけ声の下で、リストラ、賃下げ、乗っ取りが日常茶飯事になっている。世の中は、斉藤貴男が見透かした方向に着実に歩みを進めているのだ。」(森永卓郎・解説より) 「非才、無才には、せめて実直な精神だけ養ってもらえばよい。」基礎学力を培う義務教育の年間授業時間数をあえて削減する「ゆとり教育」について、三浦朱門・前教課審会長はこう説明した。九〇年代の日本型経営の崩壊とともににわかに加速した「複線型教育」への回帰−。 住友不動産の「夜のセクハラ大運動会」で餌食になったのは、派遣OLたちだった。九五年に出された日経連の政策提言で「雇用柔軟型グループ」に仕分けされた彼女たちは、はたして「自由」を得たのか。容姿までもがランク付けされて切り売りされるその「市場」の実際−。 市場化する雇用環境を積極的に受け入れよう−。年俸制、リストラが進む電気・情報関連産業の労組「電機連合」の急進派委員長は「被害者的運動から創造的運動」への脱皮を唱えた。だが、その彼が、東芝の労使による非公式組織「扇会」の出身であったのが私には気になった。 わずか八畳の民間アパートの一室に三十一人の子供がすし詰め。神奈川県の学童保育の子供たちは雨の日が嫌いだ。雇用調整の結果、急増した「共働きでなければ生きていけない世帯」。だが、女性が安心して働くための社会的インフラは、財政改革の名のもと、逆に切り捨てられていく。 「すべて市場に委ねよ」声高にこう主張しながら、九〇年代の日本の政策転換を図った一群の「改革」経済学者たち。彼らの思想はどのようにして形成されてきたのだろうか。「規制緩和」政策の理論的支柱となった中谷巌氏には潮路天皇支配下「日産」での強烈な体験があった。 日本の生命保険業界団体の内部向け報告書に「(今後)遺伝子情報に基づく査定を求めていくべきだ」との記述がある。「機会不平等」を是とする優生学的思想はなぜ、復権しつつあるのか。「社会ダーウィニズム」の視点から、日本の全ての「改革」の文脈を捉えなおすと−。 |